「アオサ」「青のり」違いは?庶民の味と高級品

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磯の香の香ばしい「アオサ」と「青のり」。パッと見では同じような見た目ですが、実は違う食べ物です。

青のりは「緑藻類アオサ目アオサ科アオノリ属」の海藻のことです。

アオサは「緑藻類アオサ目アオサ科アオサ属」もしくは「緑藻類アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属」の海藻のことです。

分類を下表にまとめます。

海藻・緑藻類
アオサ目
ヒトエグサ科 アオサ科
ヒトエグサ属 アオサ属 アオノリ属

<アオサ>
(青のり とも)

<アオサ> <青のり>

青のりは、一般的にアオサと比べ高級品で有名なところでは四万十川でとれる「スジアオノリ」が最高級品として重宝されています。旬の時期は春先の2月から5月。この時期に多く摘採されます。産地は愛媛県はシェアの50%を占めてきます。

アオサは、見た目が青のりと似てはいますが、それほど香りは強くありません。そして安価です。日常的な料理やスナック菓子の味付け?色付け?としてく買われることが多いです。アオサ属がアオサなのは良いのですが、ヒトエグサ科ヒトエグサ属の海藻も「アオサ」として売られています。価格的には、青のりとアオサ(アオサ属)との間くらいので、アオサではなく青のりとして売られていることもチラホラ。

我々が、お好み焼き屋で振りかけるアレは、たぶん「アオサ」です。青のり青のりって言って食べていますが、価格を考えたらアオサでしょう。またアオサの特徴として熱に強いというのもあるので、どちらかというと青のりよりもアオサのほうがお好み焼きに適しています。

店頭で買うときの「青のり」と「アオサ」の違いの見分け方は、パッケージの裏面に記載されている「原材料名」を確認するのが確実です。商品名だとヒトエグサがどちらなのか曖昧ですし。原材料名の欄には「ヒトエグサ、アオサ、アオノリ」の記載があるので一目稜線です。あともう一つ、安いのがアオサです。アオサと青のりの価格差は圧倒的なので。これが一番分かりやすいですかね。

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