普段、感受性の強く繊細な人のイメージで使われる「デリケート」「ナイーブ」。ほとんどの人は、明確に違いを理解したうえで使いこなしている人は少ないのではないでしょうか。
デリケートは英語で「壊れやすい」
デリケートは、英語でdelicateと書きます。意味は主に「壊れやすい」「もろい」「きゃしゃ」「扱いにくい」みたいな感じです。
本来のデリケートの意味からすると、肯定する場合に使うというよりも、否定的な評価をするときに使うニュアンスのことばですね。
ナイーブはフランス語で「うぶ」
ナイーブはフランス語でnaiveと書きます。意味は「うぶ」「経験の少ない」「素直」な感じになります。
このナイーブという言葉を男性に対して使うと、「男としての(心身ともに)経験の少ない半人前な男」としての評価のようにも捉えられるので使う人、場所には気を付けたほうがいいかもしれません。
でも日本語では、ほぼ同じ意味
それぞれの言葉の本来の意味は、明らかに違うわけですが、この言葉が日本に入ってきて、意味が少し変化してきています。
日本においては…という前提条件付きで普段の生活の中で使う上では、どちらの言葉も「感受性のつよい繊細な人」というニュアンスの意味でよいと思います。