女性の神秘は「体内に新しい生命を宿す」こと。「妊娠」と言いますが、別の表現方法に「ご懐妊」という言葉もあります。この二つの言葉の違いについてまとめます。
「ご懐妊」と「妊娠」は同じ意味
当たり前なのかもしれませんが、「懐妊」と「妊娠」は同じ意味です。女性の体内で卵子と精子が受精し子宮内に着床し、胎児が作られた状態のことです。保険体育の世界ですね。
この説明は味気ないので言い直します。
「愛し合った男女の愛の結晶として、女性の体に新しい生命が芽生えること」です。
「ご懐妊」と「妊娠」は使い方が違う
「懐妊」「妊娠」はどのように使い分けるのでしょうか。ポイントはいくつかあります。
一つは、その相手が敬うべき存在である場合に使います。顕著な例は、皇族の方が妊娠した場合に「ご懐妊の兆し…」みたいにメディアで報道されますね。ご懐妊が皇族用の専属の言葉というわけではありませんので、一般の方でも「ご懐妊」という言葉を使って表現してもよいものです。
もう一つは、医学的要素が強い場合は「妊娠」という言葉を使います。医師が、患者に妊娠していることを初めて伝える場合は「ご懐妊です」という場合がありますが、その後は「妊娠〇ヶ月です。」みたいに「妊娠」を使います。
というわけで、普段は「妊娠」という言葉でよいと思います。特定の相手に特に敬って扱うべき時に「ご懐妊」を使えばよいかと。
一点だけ、注意が。自分で自分のことを「ご懐妊」という言い方はおかしいので気を付けてくださいね。