「ご笑味」「ご賞味」違いは?意味や使い方を分かりやすく解説

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みなさんは、食べ物などを渡す際に添える言葉「どうぞ、ご賞味ください」を使いますか?

私はこの相手に対して「ご賞味ください」というのは違和感を感じています。

 

「ご賞味」に対する違和感

この「賞味」という言葉の意味は、賞の字に「ほめる、称える、評価する」という意味があることから「おいしいと評価する」意味があります。つまり「どうぞ、ご賞味ください」は「どうぞ美味しいと思って食べてください」みたいなニュアンスになります。
そもそも日本人って、物を送る際に自分がへりくだっる文化があるじゃないですか「つまらないものですが…」みたいな。この習慣からいくと、ご賞味くださいは、上から目線の言葉とも取れます。ここに違和感を感じています。

もし送る側がそのモノに自信があり、胸を張って渡す場合などには「どうぞご賞味ください」でいいと思います。老舗有名店や、世間的に評価されているシェフの料理など。

対等な立場や自分が一歩下がったポジションに立つ場合などは「ご賞味」の使い方には気を付けたいですね。

 

違和感のない「ご笑味」

これを解決してくれる言葉に「ご笑味」があります。
読み方は「ごしょうみ」なので、手紙などでしか使えないですが、文字通り「笑って食べてください」という意味です。

つまらないものですが、ご笑味ください

先ほどの「ご賞味」とは異なり。これなら自分がへりくだったスタンスで違和感ないですよね。

同じような言葉に「ご笑納ください」があります。あわせて使っていきたい言葉です。

 

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