「春雨」「ビーフン」違いは?低カロリーだと思ってませんか?

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半透明で細長い麺状の食材「春雨」。つるつるした食感が日本食にはない感覚でおいしいです。そして見た目そっくりの「ビーフン」この二つの違いについて説明します。

 

「春雨」「ビーフン」の違いは原材料

春雨の発祥が中国なのは想像が付きます。そして「ビーフン」も実は中国が発祥の地です。てっきり東南アジアから入ってきたのだと思っていたので意外でした。
春雨の発祥は、中国の山東省。黄海に面した中国のなかでは日本や朝鮮半島に近い位置にあります。青島市などが有名です。
一方ビーフンは、中国の福建省が発祥です。山東省から南に3つぐらい離れたあたりで、台湾に一番近い中国本土です。

どちらも中国が発祥なのですが、決定的な違いは原材料です。
春雨は緑豆(りょくとう)からとれるデンプンを原料としています。
ビーフンは、うるち米のデンプンを原料としています。ゆえにビーフンは別名ライスヌードルとも呼ばれます。

 

「春雨」と「ビーフン」の調理方法

春雨の原料は豆ということもあり、ゆでても水分を吸っても形がしっかり残ります。コシもあります。その特徴を活かした、スープに入れたり、食感を楽しめるサラダに入れたりします。
ビーフンの原料は米なので、その食感は柔らかく水分を吸って収縮します。あまり汁を吸ってしまうような料理には不向きで、ゆでて戻した後は痛めるのが一般的です。

また、「春雨」「ビーフン」って健康に良さそうなイメージがありませんか?正確には低カロリーなイメージ。ところが、この2品は意外と高カロリーなので気を付けてください。100gあたりで300キロカロリーを超えてきます。比較対象として「しらたき」を例にすると、しらたきは100gあたり6キロカロリーです。
比較対象が悪いですね。容姿の似ている「しらたき」のせいで、誤った低カロリーイメージがあるのだと思います。

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