「陛下」「殿下」「閣下」違いは?

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元号改定に伴い、皇族関連のニュースを耳にする機会が多くなりましたが、その中で使われている「陛下」「殿下」などの敬称について違いを整理します。

「陛下」は、天皇陛下と言う感じでよく使われています。陛下と敬称する対象は、天皇、天皇の妻、先代天皇の妻、先々代天皇の妻です。ここ200年間は天皇が亡くなられたのちに天皇継承をしていたので、先代天皇が存命している例がしばらくありませんでした。
今回200年ぶりに天皇存命のまま天皇を継承し、今までの天皇(平成天皇)は、上皇となりました。上皇に対する敬称は今まで整理されていなかったのですが、今回を機に上皇も陛下と呼ぶこととなりました。

 

「殿下」は、陛下と敬称する皇族以外の皇族に対する敬称です。今回、天皇継承をした令和天皇も皇太子のころは、殿下と呼ばれていました。

 

「閣下」は、皇族の敬称とは関係なく立場・地位の高い人に対する敬称です。昔でいえば、軍隊の大将や中将など、最近でいえば、大統領や大使など。
余談ですが、閣下と言って誰もが思いつくデーモン閣下は、芸名なので特例とします。

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