日差しのきつい真夏に食べるかき氷って美味しですね。あと祭りの出店で売っているかき氷も忘れられせん。最近では、かき氷がおしゃれスイーツとして市民権を得ています。名前はかき氷ではなく「プラッペ」だったりしますが。しかし「かき氷」を外国語にすると「フラッペ」というわけではありません。厳密には2つの言葉違う意味を表しています。
「かき氷」と「フラッペ」の意味
「かき氷」は、細かく削った氷に練乳などのシロップをかけたものです。メロンやいちごなどのシロップは鮮やかで見た目にもおいしいですね。
「フラッペ」について、そもそも何語かというとフラッペはフランス語です。意味は「氷で冷たくしたもの」です。
そして、本来フラッペと言えば「砕いた氷にリキュールなどを混ぜた飲み物」のことを指します。カクテルの「ブルーハワイ」というと有名なのでイメージしやすいかと思います。また、フラペチーノもフラッペしたカプチーノです。こちらのほうがよりわかりやすいですかね。
というわけでプラッペは本来、飲み物よりのモノを指す言葉でした。ただし日本においてこの言葉が浸透するあたり、おしゃれなかき氷、アイスクリームやフルーツを添えた豪華なかき氷というイメージが付いています。まぁ、売る側のイメージ戦略なので良しとしましょう。
かき氷の正しい定義って知ってる?
日本には「一般社団法人 日本かき氷協会」というものがあって、そこでは「正確なかき氷の条件」が宣言されています。それによりとかき氷の条件は以下のとおりです。
・天然水、または天然水に近い透明な氷を使う。
・ガラスの器に入れる。
・盛り付けが山盛りであること
・トッピングは華美にならないようにする。
・金属のスプーンで食べる。
です。
昔ながらのかき氷のイメージですね。そして金属のスプーンで食べるというのは、わたくしも大いに賛同します。氷の冷たさをリニアに伝えてくれる金属スプーンは、かき氷には必須だと思います。
また、当協会のサイトでは、かき氷検定もやっています。初級から上級まで3ランク用意されているので、腕に自信?のある人は試してみるのも良いかもしれません。