お隣の某国がいろいろと火種を作ってますね。賠償差し押さえだったり、レーダーだったり、天皇だったり。日本の政府はその度に「遺憾」という言葉を使い某国を非難していました。それがついに「憤り」とい言葉を使い始めました。この2つの言葉はには、どれくらいの「怒り」が含まれているのでしょうか。
「憤り」の意味
辞書によると「怒り、腹立ち」とあります。
意味がこれだけだと逆に怒りの強さを感じますね。起こっているのに言葉に出さない人ほど怖いです。
今回の政府公式な発言としては「憤りを禁じ得ない」と言ってます。
「遺憾」の意味
辞書には「期待したようにならず、心残りであること」「残念に思うこと」とあります。想定外で残念って感じですかね。
ここで疑問に思うのが、この遺憾という言葉の意味に怒りのニュアンスがないことです。我々は、前後の文脈から怒りのにニュアンスを感じ取っていますが、言葉自身に怒りの意味はありません。
これを外国語に訳された場合は、当然「怒り」は伝わらないでしょうね。
政府の相手を非難する言葉にはランクがある!
国同士が公式に発言するので、子供じみた下品な発言は当然自粛します。そんな発言したら、国内外から別の意味でバッシングを受けちゃいますよね。
というわけで、政府の公式発言で相手の非難する言葉には、フォーマットがあります。
非難の度合いの高い順に以下の通りとなっています。
- 断固として非難する
- 極めて遺憾
- 遺憾
- 深く憂慮する
- 憂慮する
- 強く懸念する
- 懸念する
今回、この件を調べるまでこんなフォーマットがあるなんて知りませんでした。「遺憾」砲のみ乱発するので気になっていたのですが、このルールに乗っ取って発言してるのが理由だったんですね。最近多い「極めて遺憾」「遺憾」は一応、怒り度合い2位と3位です。
そして、
今回話題の「憤り」という言葉はフォーマットには載っていません。つまり、怒り・非難をするときのフォーマットを無視した、怒り・非難の表現といわけです。
個人的解釈ですが、これって最大限紳士的に対応した最大限の怒りだと感じています。子供じみたけんか腰な発言ではないけど、すごく怒ってますよね。