「寿」「御祝」違いは?ご祝儀袋のノシ、どっちを選べばいいの?大人のマナーで恥をかかないように!

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めでたい出来事の際にお金を包んで渡すご祝儀袋。最近ではデザインのバリエーションも増えて多種多様ですよね。(それでいて100円ショップでも買えるのはちょっとうれしい)
これだけ種類多いと、どんなご祝儀袋にするか選ぶのが楽しいのですが、いざ筆を入れようと、ハッと悩んでしまいます。お祝儀袋の中にノシは複数入っていて、それぞれのノシに「寿」「御祝」て別の言葉が書かれています。

さて…どちらもめでたいですが、どっちを使えばいいのか。違いについてまとめます。

 

「寿」「御祝」はめでたいランクが違う!?

ずばり!ノシに書く「寿」「御祝」については「寿」のほうがランクが上です。お祝ごとランクを付けるのも失礼な話ですが、そういうものです。

真に、最上級に、一番、めでたい事に「寿」を使います。そのお祝い事は「結婚祝い」です。

それ以外の祝い事、例えば「出産祝い」「入学祝い」「卒業祝い」「成人祝い」「引っ越し祝い」等々は「御祝」のノシを使います。誤解の無いようにもう一度言いますが、結婚以外のお祝い事を下に見るような解釈はしないでくださいね。
また、これは一般論であり地域や文化によってこの一般論から外れる場合もありますので、そこはアンテナをはってみてください。

 

「寿」「御祝」以外で気を付けるべきマナー

のしの「寿」「御祝」以外にもご祝儀袋で気をつけたいことはいくつかあります。

例えば、ご祝儀袋のデザイン。包む金額によって「豪華/カジュアル」を使い分けることを心掛けてください。あまり高くない金額(例えば1万円くらい)に豪華なご祝儀袋は不相応です。ご祝儀袋自体の値段はそれほど高価ではないので、ちょっと奮発して過ちを犯しがちですが、個性を出したい場合はカジュアルなデザインで表現をしてください。

あと、水引(ご祝儀袋のひも)についても気を付けたいです。一般は5本で結婚祝いの時は10本のものを使いましょう。また、先っぽを引っ張ると結び目がほどけてしまう「蝶結び」のご祝儀袋ではなく、ほどけない結び目「結い切り」が基本です。気を付けてください。

「気持ちが大事」なんて都合の良い言葉がありますが、この辺は、最低限の大人のマナーとして覚えておきたいことですね。