「正気の沙汰」「狂気の沙汰」どちらも、日本語として正しい漢字です。ただし意味は全く異なりますが。
沙汰というのは、「行い・行動・行為」という意味があります。
正気の沙汰とは、「まともな思考・判断・行動」いう意味であり。一般的に使うとしたら、「正気の沙汰ではない」という感じで、とてもまともな行動ではない!というニュアンスで使うことになります。
狂気の沙汰は、狂気というのは「気がくるっている・異常」といういみなので「異常な行動」という意味になります。一般的な使い方は「狂気の沙汰だ!」です。
「狂気の沙汰」「正気の沙汰」は音がとても似ているので混同しやすいですが、意味は全く逆であり、使い方を間違えるととても失礼にあたります。
- 狂気の沙汰だ = 悪い意味
- 正気の沙汰だ = 良い意味
- 狂気の沙汰ではない = 良い意味
- 正気の沙汰ではない = 悪い意味
会話でよく使いのは1と4ですかね。
誤用にはご注意を。