「にほん」「にっぽん」違いは?日本の正しい読み方を考える

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突然ですが質問です。「あなたは日本人ですか?」ほとんどの方は「はい」ですかね。話はそこではなく今の質問の「日本人」を「にほんじん」と読みましたよね。「にっぽんじん」と呼んだ方はすくないのではないでしょうか?日本を「にほん」と読むべきか「にっぽん」と読むべきかを考えます。

 

「にほん」「にっぽん」どちらも正しい!

決まり事なので正解を先にいます。
日本の読み方は「にほん」「にっぽん」どちらでもよいのが正解です。

この問題は昔からあり、国は、昭和の始め(昭和9年)に一度「『日本』は『にっぽん』」と決めました。ただ、決めたものの既に両方の呼び方が広く使われたため、この決め事は新党しませんでした。
平成に入ってからも国で議論されることはありましたが、「『にっぽん』『にほん』という読み方の両方が広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はない」という結論んい至っています。

ただし、国際表記では「NIPPON」となっているので、外国の方は「ニッポン」がほとんどだと思います。

 

「にぽん」「にっぽん」の読み分け方

どちらでもいいとは言いつつも、どちらかで読まなくてはいけないわけで、まじめに考え始めるといろいろと悩んでしまいます。私が「にほん」「にっぽん」の読み方を考えた例をいくつか紹介します。

日本銀行は「にほん銀行」と呼んでいます。ニュースなどでもそう呼んでいると記憶しています。ただしお札に記されている銀行名は「NIPPON GINKO」となっています。

日本橋は何て読みますか?東京側の人は「にほん橋」、大阪側の人は「にっぽん橋」と読むのではないでしょうか。それぞれの地に「日本橋」が存在し、読み方がことなります。同じ漢字の地名ですら読み方が違うということに感心した例です。

日本航空(JAL)です。一般的には「にほん航空」と読んでいます。こちらもニュースで読むときも「にほん航空」としています。ただしこの企業の正式な読み方(四季報より)では「にっぽん航空」です。

「にほん」「にっぽん」の読み分け方は、はっきり言って命名元がどう読んでほしいか、どっちが読みやすいか、言いやすいかぐらいしか基準らしきものがありません。多分唯一言えることは外国向けには「にっぽん」としたほうが良いことぐらいですかね。