「二宮金次郎像」「座ってる二宮金次郎」違いは?これも時代の流れなのか…な理由とは?

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勤勉の象徴として小学校に設置されていることの多い「二宮金次郎像」。最近では、二宮金次郎が座ってほを読んでいる像に変わってきているとか・・。違いについて調べました。

 

二宮金次郎ブームは昭和初期から

二宮金次郎(二宮尊徳)は、江戸時代の人です。1787年に百姓の家に生まれ、1856年に亡くなるまでに幕府の使える役人にまでなった大出世した人物です
こんな二宮金次郎が、全国の小学校に広まるのは昭和初期のころ。もともとは大正時代、愛知県の小学校に二宮金次郎の銅像が設置されたのが始まりですが、昭和に入るとセメント製の像が作られるようになり、全国の小学校に二宮尊徳像ブームが起こった(?)ようです。

当然、当時の二宮金次郎は「背中にマキを背負い歩きながら本を読む」姿の像です。

 

今、座ってる二宮金次郎が来てる理由は?

そんな二宮金次郎さんですが、最近では歩き疲れたのか、マキを降ろして座って本を読んでいる像に変わってきているようです。
この理由についてですが、一部の世論の反発があったようです。どのような反発かというと

「歩きながら本を読むなんて、交通事故にあう危険がある」
「歩きスマホ禁止なのに歩き読書は、どうかと…」

みたいな。

どこの親?どのの団体?が言い出したのは知りませんが「言いがかり」にも近い意見ですよね。
とは言え、積極的に小学校に設置されていることを前提とすると、「『歩きながら本を読んでいる』二宮金次郎を見習いなさい!」とは、なかなか言いづらいかもしれませんね。

というわけで「仕事をしながら勉強をしていた」二宮金次郎さんですが、最近では「仕事の合間に勉強する」二宮金次郎に変化してきています。

 

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