日本のめでたい席で出されることの多い料理「鯛のお頭付き」。見た目も豪勢だし、めで鯛の語呂合わせもあり、欠かせない一品です。
さてこの「お頭」の「お」は漢字でどう書くか分かりますか。「御頭」なのか「尾頭」なのか。
正しい漢字は「鯛の尾頭付き」です。
漢字が表すとおり「鯛の尾頭付き」は、頭?顔?が付いている鯛ではなく、頭から尾までついている鯛のことを表しています。確かに鯛の御頭付きの尾っぽはピンと跳ね上げられて自己主張してますね。
鯛の尾頭付きは、日本のお祝いの席には欠かせない料理です。色は鮮やかな朱色で縁起が良く、栄養価も高いです。また頭から尾までの完全な形を保っていることも縁起物としては重宝されます。神様へのお供えなども同じ考え方です。
正月に出される鯛は、すぐに食べてはいけないことを知ってますか?
お正月の鯛は「睨み鯛」と言われ、正月の三が日が明けたら食べます。箸を付けない3日間何をしているかというと、神様に食べてもらっています。神様は食べ終わるころ、やっと人が頂きます。
こういう日本の伝統文化は大切にしていきたいですね。