「7人制ラグビー」「15人制ラグビー」違いは?五輪種目に選ばれた理由はそこにある!

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オリンピックの種目にも選ばれた「7人制ラグビー」。昔からある「15人制ラグビー」を差し置いてなぜ、オリンピック種目に選ばれたのでしょうか。2つの違いがわからるオリンピックに選ばれた理由も見えてきます。

 

「7人制ラグビー」「15人制ラグビー」環境・ルールの違い

7人制ラグビーのほうが人数が少ないからグラウンドは小さいのかと思いきや、15人制ラグビーと同じ大きさのグランドで試合を行います。

広いグランドに少ない人数で試合を行うので疲れそうですね。その分試合時間は短くなっています。7人制ラグ日ーは7分ハーフ、15人制ラグビーは40分ハーフです。

その他反則などのルールはどちらも同じです。

点数カウントは、トライ5点、トライ後のゴール2点、ペナルティゴール3点でどちらも一緒です。

比較 15人制 7人制
グランド 100m×70m 100m×70m
試合時間 40分ハーフ 7分ハーフ
ハーフタイム 15分以内 2分以内
選手交代 8人まで 5人まで
得点カウント 5点、2点、3点 5点、2点、3点
反則 同じ 同じ

 

「7人制ラグビー」「15人制ラグビー」戦略の違い

同じラグビーでも、7人制ラグビーと15人制ラグビーでは戦略が大きく異なります。15人制では敵が多くため、パワーで突破をする能力を求められますが、7人制になると広いコート少ない人数の特徴を活かした相手を抜き去る俊敏性スピードがより求められます。7人制ラグビーにおいて足が遅いことは、チームとしては大きなウイークポイントとなってしまいます。

7人制ラグビーにおいては、15人制ラグビーのように人が密集した中をパワーで押すような場面はほとんどなく、華麗なステップで敵を抜き去る、パスワークで、敵の少ないエリアにボール送るなど、ボールがよく動き、ダイナミックな展開が見れます。

そして、2つのラグビーの最大の違いは、試合時間。15人制は40分ハープ。鍛え上げられた肉体のぶつかり合いを40分ハーフの試合を行った後は、選手の疲労はとても大きいです。1種間程度、試合の間隔をあけなくては体が持ちません。

その点7人制は、7分ハーフです。

実は、7人制ラグビーがオリンピック種目に選ばれた理由はここにあると思います。15人制ラグビーではオリンピック大会期間(16日間)で順位が決めることができません。試合をどんどん回せる7人制ラグビーだからこそ、オリンピック種目に選ばれました。