「留意」「配慮」違いは?ビジネス文章で悩まないために!

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ビジネス文章を書くとき、先方に柔らかくお願いをする文章の文末に「~ご留意願います。」「~ご配慮願います。」があります。いつもどちらを使えばいいか迷うんですよね。いつも困るのでこの2つの言葉の違いについて調べてみました。

 

「留意」「配慮」の意味は?

「留意」の意味は「ある物事を心に留めて気を配ること」です。心(=意)の留めると書いて留意ですね。
使い方としては、

 健康に留意する。
 予算に留意しながら仕事を行う。
 〇〇をするにあたっての留意事項

などがあります。

 

「配慮」の意味は「心をくばること。他人や他の事のために気をつかうこと。心づかい」
使い方としては

 お客様に配慮する。
 先日は、ご配慮いただきありがとうございました。
 あなたは、他人に対する配慮が足りない。

などがあります。

 

「留意」「配慮」の違いは?

気を遣うという点では「留意」と「配慮」は似ています。
2つの言葉の違いは、

留意は
事前に心に留めるべきことがあり、それを意識しながら行動する。

配慮は
その時々の状況を臨機応変に察し、相手に心を配ることです。

留意のほうが、事前に気を付けて行動するポイント「注意すべき点」がより明確になっています。その点、配慮に伴うとるべき行動は漠然としています。この点は、二つの言葉使い分けのポイントとなります。