「丸いお餅」「四角いお餅」違いは?お雑煮など形が違うのはなぜか

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正月に食べるお雑煮に入っているお餅の形は丸いですか?四角いですか?ご当地の味という物は各地にありますが、お餅の形はどうして2種類あるのでしょうか。その違いについてまとめます。

 

元は「丸いお餅」江戸時代から「四角いお餅」

丸いお餅の形は、ついたお餅を手で丸めたから。
四角いお餅は大きな餅を平たくのして切って細かくしたからです。

元々は、お餅をついたら、適量にちぎって手で丸めるのが通常であった。まぁ、あたりまえですね。大きな餅の塊を小分けにするので当然です。これが、江戸時代になると江戸に人が集まり大量の餅を作る場面が多くなりました。一つ一つ手で丸めての作業は大量生産には不向きです。そこで考えられてのが、平たくのして一気に切断する方法。当然、縦、横と切るので四角い形になります。

こうして、元祖「丸いお餅」と新進気鋭「四角いお餅」が出来上がりました。

 

「丸いお餅」「四角いお餅」の分布

間隔として西日本は丸いお餅、東日本は四角いお餅というのがあります。これは前述のとおり四角いお餅が江戸を起点に広まったからです。

四角いお餅と丸いお餅の分布の境界線は、富山県、滋賀県、三重県あたりらしい。以外と四角いお餅は西側に進出している印象です。

とはいっても、これだけ交通機関が発展した現在、西日本の人も東日本の人も入り乱れて生活しています。地元の文化というのもミックスされて住まってきているのでないかと思います。

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