「示談」「和解」違いは?気を付けたい大人の争い事

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ニュースとがで良く耳にする「示談」「和解」ですが、意外と自分の身近でも関係の深いことばでもあります。大人の争いごとの結末「示談」「和解」の違いについて解説します。

 

「示談」「和解」の意味

お互いの主張が合わず争いとなったときの結末に「和解」があります。「和解」とは、お互いの意見が合わない部分を譲歩しあい、お互い妥協の元に合意し、争いを終わらせることです。

一方「示談」は、一方の意見を妥協し、争いを終わらせることです。妥協という言葉でまとめて話ましたが、妥協の手段にはいろいろあります。分かりやすいのは金銭の授受をもって妥協することです。

 

「示談」「和解」の違い。あとで蒸し返されるのは?

妥協するのが片方か両方かの違いはあれど、争いを終結させる和解と示談。例えば一筆書いて終わらせる場合には気にすべきことがあります。

一般的に「和解」は、お互いに譲歩納得して終わらせているので、後日状況が変わっても、話を蒸し返すことが出来ません。和解されているとこで門前払いです。

それに対して「示談」は、当時の状況と変われば、話を蒸し返すことが出来ます。交通事故等で、一端は示談で終わらせたものの、後日後遺症が発覚すれば、再度争いの場にお互いあがることになります。

そういう意味で、示談書を書いて終わらせるのか、示談書を書いて終わらせるのかは、以降のリスクの度合いによって意味が変わってきます。一般人が相手の争いごとは神経質になる必要はないと思いますが、相手がプロであったり、切れ者の場合は、「示談」「和解」の言葉をもとに上げ足を取られかねないので気を付けてください。